5'st...ゴダッシュエスティ一級建築士事務所

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2025年 07月 01日

リビングモダニティ展

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国立新美術館にて6月末まで開催されていた、「リビング。モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」
滑り込みで行ってきました。

先人の建築家がトライしていたことをみることで
改めて気づきと学びがありました。

なにより
模型や写真、家具や小物、
原寸大の空間を体験にわくわくしました!

建築は体験が一番ですね。


リビングモダニティ展_f0087202_18162845.jpg
会場で配られていた展示のガイドブック、切り口が分かりやすかったです。
現代の課題にも通じるもので
今、改めて住まいを考える機会となりました。


環境とともにくらす日本の家
聴竹居 藤井厚二

風景とつながる開放的な家
ケース・スタディ・ハウス#22
ピエール・コーニッグ


くらしに合わせてすがたを変えてきた家
スカイハウス 菊竹清訓・紀枝


庭と家具と一体でデザインされた家
ミラー邸 エーロ・サーリネン 他


ありあわせの材料でくみ上げた家
ナンシーの家 ジャン・プルーヴェ


いつまでも完成しない家
フランク&ベルタ・ゲーリー邸 フランク・ゲーリー


高さの違う床と階段でつながる家
土浦亀城邸 土浦亀城
※最近外苑前に移築されました!


まわりの植物と一体になる家
カサ・デ・ヴィドロ リナ・ボ・バルディ


たくさん建てることができる細い鉄骨の家
SH-1   広瀬鎌二


はるかな森や湖とつながる家
ムーラッツァロの実験住宅 アルヴァ・アアルト


光があふれる大きなガラス壁の家
メゾン・ド・ヴェール  ピエール・シャロー
※改修で壁を外して室内に光をいれた


ぶあつい壁から解放された自由な家
トゥーゲントハット邸  ミース・ファン・デル・ローエ


湖や山々の風景を取り込む家
ヴィラ・ル・ラク  ル・コルビュジエ


いくつもの窓がついた2つの箱でできた家
フィッシャー邸  ルイス・カーン


サスティナブルや、環境との共生など
今のテーマに通ずるものですね。












# by studio5st | 2025-07-01 18:15 | セミナー・ワークショップ・イベント
2025年 06月 20日

kudan house(旧山口萬吉邸) 


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九段下のお堀から少しオフィス外に入ったところにある邸宅。
以前、イベントで庭までは入ったことがありましたが
ぜひ室内をみてみたいと思っていました!



内藤多仲、木子七郎、今井兼次の共同設計により1927年に建てられたスパニッシュ様式の邸宅。

内藤多仲さんは、建築構造学者「耐震構造の父」と呼ばれ、東京タワーを手掛けた人物。
今井兼次さんは、銀座線の構内デザインを手掛けたり、ガウディを日本に初めて紹介した
人物としても有名です。

木子七郎さんの設計された萬翠荘や、
愛媛県庁舎本館も空間的美しくぜひ訪れてみたい。


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庭に面したスクリーンポーチ
外と中をつなぐ豊かな空間
2階のテラスなどみても外部空間との繋がりをかなり意識して設計されている

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曲線の美しさ
そして階段の勾配が緩やかで使いやすいのも好印象

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庭がとても美しい
東京の真ん中でこの豊かな緑の空間に感激

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文化遺産(レガシー)を活かすプロジェクトとして
所有者から東京急行電鉄、竹中工務店、東邦レオが共同で
マスターリースし、会員制のビジネスイノベーション拠点に用途転換した
保存活用プロジェクト。
(竹中工務店HPより)




# by studio5st | 2025-06-20 16:56 | たいけん!建築・インテリア
2025年 06月 13日

日本文化について学ぶ

建築が壊され、自然が壊される。
なんで文化を大切にしないのだろう?と
何度思ったことだろう。

はて、そういう自分はどれだけ日本の文化について知っているのだろうか?

22世紀に残す大切な文化について、日本橋の
「tomita東京」を会場に、CCFとトミタのコラボ
“トミタサロン”として開催しており、学ばせてもらっています。

日本の文化がどれだけ素晴らしいのか、憧れをもたれているのか、一番知らないのは日本人らしい。
学校でもさらっと流してしまい、きちんと学ぶ機会が少ないのも、問題かもしれませんね。





日本文化について学ぶ_f0087202_11520940.jpg


# by studio5st | 2025-06-13 11:21 | 音楽・美術
2025年 04月 25日

Material Caravan Tokyo登壇のお知らせ

サステナブル素材に向き合い、未来を考えるイベント!
24日、25日開催です。

〚登壇情報〛「Material Caravan Tokyo -未来へ走るマテリアル-」に登壇します(4/25開催)

このイベントは、サステナブル建材の展示と空間デザインに関する最新情報が集まる2日間の展示会で、東京・飯田橋の良品計画本社1Fコミュニティスペースにて開催されます。

4月25日(金)17:00からのトークセッションにて登壇。CCF代表理事・渡邊智惠子さん、5'st一級建築士事務所(CCF建築家チーム)、日本エムテクス株式会社とともに、「循環型社会における素材と空間」 をテーマにディスカッションを行います。

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

■イベント概要
イベント名: Material Caravan Tokyo -未来へ走るマテリアル-

日程: 2025年4月24日(木)〜25日(金)

会場: 良品計画本社 1F コミュニティスペース(東京都文京区後楽2丁目5 住友不動産飯田橋ファーストビル1F)

主催: Material Bank® Japan

■CCF登壇セッション
日時: 2025年4月25日(金)17:00〜17:45

テーマ: 循環型社会における素材と空間

登壇者:

・一般社団法人サーキュラーコットンファクトリー

・5'st一級建築士事務所

・日本エムテクス株式会社

参加費: 無料(名刺2枚をご持参ください)

詳細・お申込み: http://bit.ly/43TPGBi

https://peatix.com/event/4361569?lang=ja-jp


# by studio5st | 2025-04-25 12:39
2025年 01月 23日

循環する素材

循環する素材_f0087202_15584168.jpg
なるべく捨てない、循環を考える、をテーマに改修したプロジェクトです。
捨てられる洋服を資源に、を掲げ(一社)サーキュラーコットンファクトリー・CCFで活動されている渡邊智恵子さんのご自邸を
設計させていただきました。

玄関をはいったところより、循環する素材であふれています。

まずは、コットンを粉砕して紙にしてできた、100%コットンのサーキュラーコットンペーパー。
ここでは、床に使っています。
優しい雰囲気でとても評判が良いです。

そして、壁は、ほたての殻の左官材、そして、地球最高の循環素材ではないか?といわれている「土壁」です。

天井は、コースターを抜いた後の厚紙を利用したアートのスクリーンです。
アーティストの佐伯和子さんの作品です。

リビングへ入る入口の戸には、布団綿でつくったアートが組み込まれています。

捨てられるもので、美しい空間が仕上がりました。





# by studio5st | 2025-01-23 16:23 | おしごと!設計、現場、よもやま話